Happy Wedding Music

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現役ブライダル音響オペレーターによる、披露宴で使えるBGMの紹介ブログです。

披露宴での選曲数【後編】

前回の記事の続きです。

 

 

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・ 再入場

♪ 明るめ曲、しっとりめ曲どちらでも◎。

入場シーンとだいたい同じようなきっかけ(司会者等のコメント)で再生されます。

ここの選曲も披露宴のイメージで大丈夫です。

入場的なシーンは明るく!!というのも良いですし、最初の入場は明るめにしたから再入場は装いを新たにするので音楽もしっとり綺麗なイメージに!というのもメリハリがあって素敵ですよね。

再入場は和装という新郎新婦は曲も和テイストにしてみると曲が再生されてお二人登場までの数秒間でゲストの期待がより高まりますよね!あー素敵!(笑)

 

・ メイン演出(新郎新婦が行うキャンドル点火や液体を注ぐ演出等)

♪ 演出により…明るめ曲、しっとりめ曲どちらも◎。

ここは演出がどのような盛り上がり方をするものかにもよる選曲かと思います。

王道な演出でいうと、メインキャンドル点火だったらできれば再生してすぐ盛り上がる曲や歌い出しが早い曲が良いかと。

液体を注ぐ演出でしたら、注ぎ始めてその演出が完成するまで数秒かかるものがほとんどかと思うので曲頭がしっとりめ曲だと幻想的なシーンになるので個人的には液体系はしっとりめ曲推しです(笑)だいたいサビや盛り上がりが30秒~1分くらいの間にくる楽曲が丁度良いのではないかと経験上感じます。

 

・ 新婦手紙

♪ しっとりめ曲

このシーンは手紙の朗読がメインなのでうっすらとBGM程度の使用となります。

たまに、音楽いらないですって新婦さまがいらっしゃいます。

でも思わぬ涙を流してしまって言葉に詰まってしまうかもしれません…音楽はもう会場におまかせでもいいので何か流しておきましょう。無音だと会場のスピーカーからは新婦さまの鼻をすする音のみが聞こえてきてしまいます…

おすすめな選曲としては小さめの音量で流すので歌のある曲でも問題ありませんが、オルゴールやインストゥルメンタルの楽曲が一番おすすめです。個人的には親御様も知っているようなメッセージ性のある楽曲だとより想いが伝わりそうです。

 

・ 花束、記念品贈呈

♪ しっとりめ曲~落着きめ曲

手紙朗読シーンよりはトーンアップしてもいいかもしれませんが、ここもあまりアップテンポよりも落ち着いた感動的な楽曲が個人的にはおすすめです。

そしてまた個人的おすすめですが、洋楽も素敵ですが…ここは邦楽のメッセージ性が強い楽曲をいつもおすすめしてしまいます。わかりやすくて感情移入がしやすい【ありがとうソング】のチョイスが親御様の心にも響くのではないかと感じています。

これも会場によるかもしれませんが、経験上新婦手紙朗読後から小さめに曲を再生して贈呈の品をお持ちいただいて親御様の元まで進み、贈呈するタイミングでボリュームアップ!が多いかと思います。

『サビで贈呈したい』とおっしゃる方は確かに多いです。が、動きのあるシーンなのでなかなか難しいのが実情です。いつもと違うお召し物でゲストのテーブルの間を歩くのはその時になってみないとどのような速さで進むのかはわかりませんし、静かな感動的なシーンでいきなり曲の途中から聞こえてくるのは少し唐突で不自然な印象を与えてしまう可能性もあるので、このシーンも前奏部分からの使用をいつもおすすめしています。

 

・ 退場

♪ 明るめ曲、しっとりめ曲どちらでも◎。

個人的には2パターンの再生方法があると思っています。

まずは一番多いのは司会者等によるおひらきの辞のコメントのきっかけで再生。

この再生の仕方はどんな曲でもいけます。曲の頭のほうもばっちり聞こえます。

ただ、退場口が近いと新郎新婦が会場から出るまでにサビまで流れない場合もあります。その場合はサビから使用しましょう。

次に、新郎謝辞が結んでからうっすら曲スタート。そしておひらきの辞コメントでボリュームアップ!この曲の再生方法は曲頭が静かめに始まる楽曲に私はよく行います。

基本的にきっかけに指定がない場合は楽曲の雰囲気を聴いて再生方法を私は変えています。

 

 

 

以上が基本的な【場面曲】です。

あとは披露宴の進行によるので、例えば会場オープン前にウェルカムパーティーがあってそこで登場シーンがあったり、アイテムトスやバルーンのセレモニーを行ったり…それに合わせてまた選曲数が増えます。(ちなみにトスのセレモニーはトスのタイミングのきっかけコメントで再生するので再生とともに盛り上がる曲がおすすめ。

 

演出シーンでの使用する楽曲の雰囲気選びについてはその会場のスタッフに尋ねるのが一番です。

 

次回は【BGM】バックミュージック編をご説明しますね。